無能の極み 原発事故検証第三者委員会設置←幾つ目?
まだ作る気なのか・・・。
菅首相は26日の衆院予算委員会で、東京電力福島第一原子力発電所の事故を検証する委員会を近く設置する方針を示した。
原発の安全規制に関する経済産業省原子力安全・保安院や内閣府原子力安全委員会の活動や組織のあり方も点検するため、検証委はこうした関係機関から独立した第三者委員会とする方針だ。
首相は予算委で、社民党の阿部知子氏の質問に対し、「事故原因を検証する態勢をそう遠くない時期に立ち上げなければならない」と述べた。これに関連し、内閣府原子力委員会の近藤駿介委員長は26日の衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会で、「(国内外で)動いている原発があり、世界の方々にとって同じ問題が潜んでいるのか、福島だけの問題なのか、正しく原因究明して伝える(ことが重要だ)」と述べた。
(2011年4月26日21時45分 読売新聞)
えーーっと。
経産省の原子力安全・保安院ってのは「日本の原子力安全について業者に対して直接安全規制する」機関で、内閣府の原子力安全委員会は「規制行政庁から独立した本委員会がさらにそれをチェックする多層的体制」として機能している訳です。
カンチョクト首相はこれらの機関を信用できなくなってるんですかね。
正直、早急に作る委員会であるのかどうか微妙ですし、福島第1原発が収束の目処が立ってる訳でもないんで他に優先的にやることがあるだろうが、という気持ちです。
さて、これで濫立してる本部会議はいま幾つなんだ?
■ 緊急災害対策本部 本部長:管首相
・被災者生活支援特別対策本部 本部長:松本防災相
-被災者生活支援各府省連絡会議 各府省次官級
-被災地復旧
-災害廃棄物処理の法的問題
-災害廃棄物処理の円滑化
-被災者等就労支援・雇用創出
-被災者向けの住宅供給促進
-災害ボランティア連携室
■ 原子力災害対策本部 本部長:管首相
・福島原子力発電所事故対策統合本部 本部長:管首相
・原子力被災者生活支援チーム
■ 各党政府震災対策合同会議
■ 電力供給対策本部 本部長:枝野官房長官
■ 復興構想会議 議長:五百旗頭真防衛大学校長
■ 原子力経済被害対応本部
■ 原子力損害賠償紛争審議会
■ 原子力災害現地対策本部 本部長:池田忠洋経産省副大臣
■ 震災現地連絡対策室
■ 地震対策に関する政府・民主党連絡会議
■ 義援金配分割合決定委員会
■ 日米連絡調整会議
■ 復興実施本部(仮称)
■ 原発事故検証第三者委員会(仮称) ← NEW!
無くなったり統合してるのもあるんですかね。
もうよくわからん・・・。
はっ。わからなくするのが狙いなのかっ。