第2次安倍晋三内閣 発足
あけましておめでとうございます。
個人的には今年は波乱の年になりそうです。
さて、安倍第二次内閣の面々ですが安定性重視のようです。女性登用が多かったのですがもう少し重要ポストだったら活気が出たのに残念ですね。
▼内閣総理大臣
安倍晋三(55)
衆院山口4区・7期
[略歴]
祖父は岸信介(元総理大臣)、大叔父は佐藤栄作(元総理大臣)、父は安倍晋太郎(元外務大臣)、弟が岸信夫(参院議員)という政治家一家。奥さんは森永製菓の社長令嬢。
2006年に総理大臣に就任するも翌年には体調不良で電撃退任する。
2012年衆院総選挙を経て内閣総理大臣に就任。一度、辞任してから総理に返り咲くのは吉田茂以来、2人目。
[国家像]
アジア各国との交流を深め、日本の役割地位を向上させようとするアジア・ゲートウェイ構想を提唱している。
地方自治に関しては道州制の導入を検討。
[憲法改正]
日本国憲法を改正することを宣言している。日本国憲法第96条第1項(各議院の総議員の3分の2以上の賛成で国会が此れを発議し国民に提案してその承認を得なければならない。この承認には特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。)をまずは改正することが必要としている。
[外交]
外交面では第1次安倍内閣において当時、外務大臣だった麻生太郎が提唱した「自由と繁栄の弧」を継承する体制をとっている。
自由と繁栄の弧
自由と繁栄の弧は、民主主義や法の支配などの価値について、日本が非欧米圏における先駆者としての地位にあることに着目した上、北東アジアから、東南アジアを経て、インド、中東、中央アジア、中・東欧にかけての「弧」上にある国との間で、日本がリーダーシップをとってこれら価値を共有し、「弧」地域全体の繁栄に貢献する、その結果として経済や安全保障などで日本も国益を享受するという構想といえる。
▼副総理
▼財務大臣
▼金融担当大臣
麻生太郎(72)
衆院福岡8区・11期
[略歴]
母親は吉田茂の三女、大久保利通の曾孫。妹は寛仁親王の妃。弟は麻生グループを率いており、地元福岡では絶大な力を持つ。
2008年に総理大臣に就任するもサブプライムローン問題に端を発した世界金融危機の閉塞感から麻生降ろしがマスコミ手動で行われ僅か辞任する。
▼総務大臣
▼地方分権改革担当
新藤義孝(54)
衆院埼玉2区・5期
[略歴]
総務大臣政務官、外務大臣政務官、経済産業副大臣を歴任。ネットボランティア組織自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC)を立ち上げた。
2011年、稲田朋美衆議院議員・佐藤正久参議院議員と共に韓国の鬱陵島へ向かおうとして、金浦空港で韓国当局から入国拒否処分となる。
▼法務大臣
谷垣禎一(67)
衆院京都5区・11期
[略歴]
父は谷垣専一(元文部大臣)。宏池会のホープと言われた。不遇の前自民党総裁。自民党総裁で総理大臣に就任できなかったのは河野洋平と谷垣禎一だけである。
若いころは弁護士志望であったためか政治手腕は少し頼りなかった。
金融再生法が採決された金融国会(1998年7-10月)で金融二法成立に尽力したことから経済政策のエキスパートと呼ばれた。
▼外務大臣
岸田文雄(55)
衆院広島1区・7期
[略歴]
文部副大臣、沖縄及び北方対策担当、国民生活担当、再チャレンジ担当、科学技術政策担当、規制改革担当を歴任。
古賀誠の側近として知られた。
外務大臣としての力量は不明。
▼文部科学大臣
▼教育再生担当
下村博文(58)
衆院東京11区・6期
[略歴]
内閣官房副長官、文部科学大臣政務官、法務大臣政務官を歴任。あしなが育英会の副会長でもある。
天下の悪法、違法ダウンロード刑事罰化・著作権法改正案を担当して成立させた。
自身のブログでコメント欄に批判的な書き込みがあると削除する癖がある。
▼厚生労働大臣
田村憲久(48)
衆院三重4区・6期
[略歴]
総務副大臣、文部科学政務次官、厚生労働大臣政務次官を歴任。
伯父は田村元(元労働大臣、通商産業大臣)。
地元の建設会社、日本土建(株)は生家。ちなみにケーブルテレビ大手のZTVは日本土建の子会社。
自民党内では鳩山邦夫の側近として知られた。
▼農林水産大臣
林芳正(51)
参院山口・3期
[略歴]
防衛大臣、経済財政政策担当を歴任。
地元交通会社、サンデン交通(株)は生家。
今回の総裁選で安倍晋三と争う。その影響かTPP問題でゆれる農林水産大臣に就任。
村上ファンドの村上世彰とは東大同期で麻雀仲間。
▼経済産業大臣
▼原子力損害賠償支援機構
▼原子力経済被害担当
▼産業競争力担当
茂木敏充(57)
衆院栃木5区・7期
[略歴]
小渕内閣、森内閣で通産産業政務次官を努め、小泉内閣では外務副大臣を務めた。その後、こ沖縄及び北方対策担当、個人情報保護担当、科学技術政策担当、金融担当を歴任。
村上ファンドへ出資していた疑惑やライブドアの堀江貴文から寄付を受けた事がある。
また、選挙運動費用収支報告書や資産補充報告書で度々修正を届けており、そっち方面でお盛ん。
▼国土交通大臣
太田明宏(67)
衆院東京12区・6期
第2代公明党代表。
[略歴]
愛知県新城市生まれ。名門の時習館高校卒、京大工学部卒。
2009年衆院総選挙で東京12区のみで立候補したが、民主党旋風で落選。公明党党首が落選したのは党設立初。選挙後に代表辞任となった。
▼環境大臣
▼原子力防災担当
石原伸晃(55)
衆院東京8区・8期
[略歴]
父は天下の老害、石原慎太郎。弟にタレントの石原良純、衆院議員の石原宏高(2012年総選挙で2回目の当選)がいる。
金融国会で谷垣禎一とともに金融二法設立に尽力。後に2012年総裁選で谷垣禎一を押しのけて立候補したことが非難される。ちなみに2008年の総裁選でも立候補している。
森政権では「加藤の乱」に賛同した。規制改革担当、国土交通大臣を歴任。
新興宗教である・崇教真光の信者。また同じく新興宗教の新生佛教教団も信仰している。
▼防衛大臣
小野寺五典(52)
衆院宮城6区・5期
[略歴]
父親は気仙沼市長。
外務大臣政務次官、外務副大臣を歴任。
2000年、有権者に線香セットを贈り、公職選挙法違反で辞職し、3年間の公民権停止を受けている。
2010年、尖閣諸島問題でグーグルマップに魚釣島に中国側呼称が併記されていることに対して削除要求をしている。
東日本大震災では実家も自宅も全壊している。
▼内閣官房長官
▼国家安全保障強化担当
菅義偉(64)
衆院神奈川2区・6期
[略歴]
総務大臣、地方分権改革担当、郵政民営化担当を歴任。
「加藤の乱」では、加藤紘一らに同調して不信任案の採決では欠席。その後、反加藤グループだった堀内派に所属。
麻生内閣時代は支持率低迷にあえいだ政権を支え、今回の安倍晋三の総裁選でも麻生太郎とともに尽力した。
安倍晋三が最も信頼するの側近。
▼復興大臣
根本匠(61)
衆院福島2区・6期
[略歴]
厚生政務次官、内閣府副大臣(行政改革、食品安全担当)、内閣総理大臣補佐官(経済財政担当)を歴任。
2009年衆院総選挙では落選、2012年衆院総選挙で復活当選。
父親は『硫黄島~戦場の郵便配達~』のモデルとなった。
▼国家公安委員長
▼拉致問題担当
▼国土強靭化担当
▼防災担当
古屋圭司(60)
衆院岐阜5区・8期
[略歴]
安倍晋太郎の元秘書。経済産業副大臣を歴任。
郵政国会で安倍晋三らからの説得に応じず、亀井静香らと共に反対票を投じる。自民党離党するも国民新党には合流せずに無所属で当選している。2006年に復党届と誓約書を提出し、自民党に復党する。
▼沖縄および北方対策担当
▼科学技術政策担当
▼宇宙対策担当
▼通信技術政策担当
▼海洋政策担当
▼領土問題担当
山本一太(54)
参院群馬・3期
[略歴]
外務政務次官、外務副大臣を歴任。
改革派若手議員の急先鋒としてベテラン議員や派閥批判を行うが自身は町村派として動くことに一貫している。
実家は旅館、新聞販売店を経営、自身は元新聞記者であるためか、そちらの業界とのつながりが濃い。
作詞作曲して安倍応援歌を安倍晋三に捧げるなど顰蹙を買って安倍応援団からはずされる。しかし、めげずに応援し続けるストーカー気質が少し垣間見える。
有吉弘行から「ハッタリ君」と命名される栄誉を得る。
▼女性活力・子育て支援担当
▼消費者および食品安全担当
▼少子化対策担当
▼男女参画担当
森雅子(48)
参院福島・1期
[略歴]
本名は三好雅子。弁護士であり、西昌司・丸川珠代・稲田朋美とともにヤジ代表格。
▼経済再生担当
▼社会保障・税一体改革担当
▼経済財政政策担当
甘利明(63)
衆院神奈川13区・10期
[略歴]
労働大臣、経済産業大臣、規制改革担当などを歴任。戦国時代の武田家臣、甘利虎泰の子孫。
民主党政権になると政策集団「さいこう日本」を立ち上げ、実質的な甘利派を作る。
スペランカー三宅雪子から「転倒させられた」と名誉の訴えを受ける。
▼行政改革担当
▼公務員制度改革担当
▼クールジャパン戦略担当
▼再チャレンジ担当
▼規制改革担当
稲田朋美(53)
衆院福井1区・3期
[略歴]
漫画・アニメ・ゲームを規制する児童ポルノ禁止法改正案(自民党・公明党案)を担当、国会に提出。
表現規制推進運動を行っている韓国カルト統一教会の政治団体「世界平和連合」が支持団体。