ふがいない政府野党に変わる新党なのか、結局同じ穴の狢なのか
北朝鮮ミサイルは花火のようなもので、パッと打ち上がりパッと爆発したそうです。
この件で発射から約45分遅れたそうですが、その23分前に防衛省から首相官邸へ報告済みだったようで、同様に田中防衛相にも自衛隊から報告があったそうな。
「発射から2~3分で自治体の防災無線に伝えられるJアラート」とされてましたが、鳴らなかったようです。
また、ミサイル発射から15分後、既に米韓メディアが発表してるんのに緊急情報ネットワーク(エムネット)では「発射は確認してない」と自治体に伝達があったそうで。
結局、エムネットもJアラートも機能不全でした。
藤村官房長官曰く、「日本の領土に飛んで来ない以上、国民に直接音声で伝えて混乱を招くべきではない」との見解だそうで、原発事故の時の不手際が全く教訓とされてませんね。
ミサイルが打ち上げ花火だったから良かったものですが、「混乱するから発表しない」という方針は3.11から何も体質が変わって無い証拠ですね。
更に田中防衛相は「正確さを最優先することで、どこに落下するかが確認できなければ正式に連絡できなかった」と言ったそうですが、落下確認出来た時点では既に遅いような気がするのは気のせいか。
「発射」は「発射」なので発表すべきですし、その後爆発して機影が確認できなきゃ、確認中でいいんじゃないかと。
そうだ。北朝鮮ミサイルに対抗して鳩ポッポミサイルを北に発射しよう。戻らない前提で。
前田国交相の盲判も御同様で、結局のところ判子押した本人が一番責任を取るべきです。企業で判子押しておいて「こんな書類知らん」と言っても相手にされません。
事前運動や公務員の地位の利用を禁ずる公職選挙法に違反が確定した段階で普通は辞任ですね。
で、当の下呂市長選(4/15開票)の候補者、石田氏ですが、選挙戦中盤まで有利に進めながら今回の件が明るみに出て下呂市長選に落選。
更に支援要請文書に関与した前田国交相の政務秘書官はトカゲの尻尾のように辞任だそうです。
後味悪いですよね。
で、自民党は2閣僚の頸を取ったと問責決議案を参院に提出するようで、公明党も反意は無いようなので可決しそうです。
ンな事に一生懸命な野党第一党はどっかの野党第一党時代の民主党と同じです。
そんな政府と野党のグダグダを尻目に石原東京知事閣下が元気です。
尖閣諸島を買い取ると明言したようで面白い事になってきました。
【ワシントン=石元悠生】東京都の石原慎太郎知事は16日午後(日本時間17日未明)、ワシントン市内のシンクタンクで講演し、「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することにした」と述べ、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を個人所有する地権者と交渉を開始したことを明らかにした。代理人を通じて詰めの交渉を続けているといい、基本的な売買の合意はすでに得ているもようだ。購入後は、沖縄県や石垣市に共同所有を提案する考え。
石原知事によると、売買交渉は昨年末に開始。山東昭子参院議員を通じて地権者の埼玉県在住の男性と会談する機会があり、男性が「東京都が買ってくれるのなら売ります」と話したという。
都の購入予定エリアは、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島で、価格は「10~15億円になる見込み」(関係者)。会見では、「都の予算は都民のために使うのが大原則では」との質問も出たが、石原知事は「大原則は国のためだ」と述べた。
今年中に、専門家による審議会に諮り、都議会の同意を得る方針。現在、3島は、国が年間2450万円で賃借しており、来年3月31日の契約期限が切れるのを待って、都への所有権移転を目指す。
石原知事は尖閣諸島について、「極めて重要な島々であり、所有者は代々、国益を常に念頭に置いて、これを守ってきてくれた」と強調。過去には、数名の仲間と尖閣諸島に上陸しようとし、灯台を建設した経緯があるが、「当時の外務省が時期尚早として海図に載せなかった」と批判した。
尖閣諸島をめぐっては平成22(2010)年9月、領海を侵犯した中国漁船が海上保安庁の巡視艇に衝突を繰り返し、船長が逮捕される事件が発生。中国の反発を受け船長を処分保留で釈放するなど日本政府の対応に批判が集まった。
石原知事は「日本の国土を守るために島を取得するのに何か文句ありますか。ないでしょう。やることを着実にやらないと政治は信頼を失う。まさか東京が尖閣諸島を買うことで米国が反対することはないでしょう」と話した。
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石原知事は会見後、「尖閣諸島の周辺は豊穣(ほうじょう)な漁場で、自然エネルギーの開発でも大きな可能性がある。世界遺産に登録された小笠原のような豊かな自然も世界的に貴重なもの。都がこれまで培ってきたノウハウも生かしながら、この島々を舞台としてさまざまな施策を展開すべく、購入に向けて検討に入る」とするコメントを出した。
この地権者は民主党には絶対売らないと断言してた人でしたっけ。
というか、それ以前の地主から買った時に「自然をそのまま残して欲しい」と言われて忠実に守ってきた人、という話を聞いたことがあります。
国(総務省)への賃借代が年間2450万なので、固定資産税は課税標準額の1.4%。
仮に15億が課税標準とすると賃借代が殆ど税金に支払われてるのかな。
適当計算ですが。
■ 尖閣諸島
南小島:個人所有 沖縄県石垣市登野城2390
北小島:個人所有 沖縄県石垣市登野城2391
魚釣島:個人所有 沖縄県石垣市登野城2392
久場島:個人所有 沖縄県石垣市登野城2393
大正島:財務省 沖縄県石垣市登野城2394
一番小さい大正島だけ財務省所有。今回の対象外となっている久場島は所有者が異なるみたいです。
きっと石原閣下は新党立上の花火にこの話をしたかったんでしょうが、20人以下しか集まらないようなので、この花火を利用して党員集めに走ったんでしょう。
クーデターで放り出された亀井静香氏、破竹の勢いの維新の会、不気味な小沢一郎氏との連携をどんな形にしていくつもりなんでしょうかね。
まぁ何にしろ、こういう事は官僚の脳では出来ない政治家の脳な訳で、脱官僚を掲げるならこういう発想しろよ、と。
脱官僚と言っても官僚の実力はずば抜けているのは間違いなく、官僚は使うものであって使われるものではない。