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レアアースとレアメタル

お恥ずかしい話、レアアースとレアメタルとの違いを知りませんでした。レアメタルの中にレアアースが属するんですねぇ。知らんかった。



レアメタルってのは特に産業で必要不必要問わず埋蔵量が少ない金属らしいです。

レアメタル [wiki]

レアメタル、希少金属(きしょうきんぞく)は非鉄金属のうち、様々な理由から産業界での流通量・使用量が少なく希少な金属のこと。

レアメタルは非鉄金属全体を呼ぶ場合もあるが、狭義では、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム等のベースメタル(コモンメタルやメジャーメタルとも呼ばれる)や金、銀などの貴金属以外で、産業に利用されている非鉄金属を指す。



レアアースってのは周期表の左から三番目の縦列(3族)の元素の事らしいです。希土類と言われ、あのキドカラーもこの希土から付けられた名称と言う事らしいですね。

レアアース [wiki]

希土類元素(きどるいげんそ、rare earth elements、レア・アース)は、スカンジウム 21Sc、イットリウム 39Y、ランタン 57La からルテチウム 71Lu までの17元素からなるグループである(元素記号の左下は原子番号)。周期表の位置では、第3族のうち第4周期から第6周期までの元素である。なお、希土類・希土とは、希土類元素の酸化物である。



日本は世界でも有数のレアアースの消費国。言い換えれば金属加工技術が高いって事です。なのでレアアースが輸入できないと日本も困るけど世界も困ります。

中国はレアアースってのが世界の産出量の97%を占めているらしい。

こういうレアアースってのは中国の土地で埋蔵量の3割を占めてるんで多いっちゃ多いんですが他の大陸でも産出します。


埋蔵量3割なのに世界産出量の97%を占める。この矛盾点の理由は圧倒的に中国産レアアースが廉価であるって事です。

レアメタルが普通の金属になる日 日本経済新聞

 ネオジムやディスプロシウムといった希土類は通常、花崗岩などに含まれるが取り出すのに手間がかかる。またウランなど放射能を持つ元素と一緒に存在する事が多いので取り扱いも大変だ。しかし世界のディスプロシウム生産をほぼ独占する中国「イオン吸着型」と呼ばれる鉱床は花崗岩が風化してできたもので、ウランなどを含まないうえ硫酸アンモニウムをかけるだけで簡単にレアアースを分離できる。他の鉱山が対抗するにはコスト的に容易でない。

というように抽出に楽な形で存在するんで廉価なようです。最初、抽出した放射能物質を処置せずに放置してるから廉価だと思ってたらそうでなかったので安心。

カナダでは抽出に手間はかかるけど含有量の高い鉱床があったりするらしいです。

中国が輸出制限するお陰でレアアースの価格はウナギ登りになって他の鉱山で産出する価格と似たり寄ったりになってきてるようで気まぐれで輸出制限するような国より安定して供給できる国の方が断然よいに決まってるんで中国に頼る事も少なくなるかも。

輸出制限のお陰で抽出技術を向上させるチャンスです。合金技術の優れた日本がより抽出技術をレベルアップさせてレアアース市場に貢献できるかもしれませんね。


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