中国の金メダル
今回のオリンピック、中国の躍進がすごいですな。
メダル数はアメリカの83個、中国の81個と負けているものの、金メダルでは中国45個、次いでアメリカの27個。
前回のアテネオリンピックではアメリカ102個(うち金36個)、ロシア92個(うち金27個)、中国63個(うち金32個)と比べると格段に獲得数が増えたわけです。
さて、中国では金メダルを獲得することは国の威信にかかってるわけで、中国全土から有力と思われる子をかき集めて英才教育することでも有名。金メダル選手を育成するのに7億元、日本円で105億円かかってるそうな。この金額は林思雲という人が書いた「オリンピック金メダルの落とし穴」という論文に書いてあるそうな。
ものすごい金額ですな。
中国では有能な金メダリストになれる可能性のある子を養成するために体育学校というものがあるらしいんですが、これが約20万人在籍しているそうな。育成費がすべて国家予算で賄っているので一人2万元必要だとしても40億元のお金が投じられているという恐ろしい事実があるようです。
まぁ今回の金メダル獲得の大躍進、なおかつ開催国として中国政府の面目は立ったわけですが、あまりに掛け過ぎた金を回収できるかどうか。抑えていた上海経済もそろそろ飽和状態で株価が下がってきてるから心配ですね。
かつて、東ドイツが西側諸国を圧倒するメダルを獲得したのち、すぐに経済が瓦解した例を思い出します。
@雑記
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