こんにゃくゼリーに議員立法
何とも物悲しい話なんですが。
形は国が決める? こんにゃくゼリー 自民、議員立法へ 消費者行政迷走 2008年10月11日(土)3時9分配信 産経新聞
政権与党の議員がゼリー規制に熱くなるのには事情があった。9月に兵庫県の1歳の男児がこんにゃく入りゼリーを食べ、のどに詰まらせて死亡する事件があり、平成7年以降で17人目の犠牲者となったためだ。 国外では、EU(欧州連合)が独特の硬度を生み出すこんにゃく成分を添加物とし、ゼリーへの使用を禁止しているのに対し、日本国内では食品衛生法の対象は食中毒などに限られる。 このため、今回のような死亡事故を防止する取り組みが「生産者重視から消費者の安全を重視する行政への転換の象徴」(中堅)と位置づけられている。 そのためか、この日の会合では厚生労働省側が「製造中止や回収させる法制度はなく、強制力のない指導が限界」と説明しても、議員の怒号は消えなかった。 だが、新法でゼリーの形状などを規制するには「法の下の平等」という点で大きな壁が立ちはだかる。こんにゃく入りゼリーはだめで、モチは規制しなくてもいいのか-という問題だ。 実際、10日の調査会でも谷公一衆院議員が「モチは昔から死亡事故が多い」と指摘した。一方、野田聖子消費者行政担当相は10日の会見で「モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」と強調したが、「ゼリーだけを規制し、モチやアメを規制しない合理的な根拠は見つかりにくい」(厚労省)というのが実態だ。 厚労省の調査では、平成18年中に食品を原因とする窒息で救命救急センターなどに搬送された事例は、把握できた計803例のうち、モチの168例が最多で、「カップ入りゼリー」は11例だった。 政府が今国会に提出した消費者安全法案には首相の権限で商品販売などを最大6カ月禁止できる項目が盛り込まれた。だが、法案審議は民主党の難色でめどは立っていない。どの商品がどれだけ危険かという判断も容易でなく、ゼリー規制新法も、「なぜゼリーだけかと野党に突っ込まれても答えようがない」(政府関係者)のが現状だ。 |
>「モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」
んー。そうかぁ?と思わざる得ないコメントですな。モチでの窒息死の方が多いはずなんですけどねぇ。しかも消費者行政担当相のコメントとは思えないw
なんてーか、自民党も人材不足ですな。
追記
マンナンガンバレ
976 名前: 名無しさん@九周年 Mail: sage 投稿日: 08/10/07(火) 04:09:00 ID: ACRoi72/ [ 0 ]
>>951 おっさんのオレが付け加えてみるw
1990年代初頭当時、ファイブミニで食物繊維がダイエットに効果があるかもって流行ってた。
で、地場産業である蒟蒻を若い層に食べてもらいたいってんで蒟蒻畑が出来たと。
これが大ヒットして、大手から中小まで模造品が出回るようになった。
蒟蒻畑は、ゲル化剤を蒟蒻にしたもので当然硬い。しかし他社の模造品は蒟蒻粉の割合によって
硬さがまちまちであった。
なので、消費者は蒟蒻ゼリーの硬さに対するイメージがそれぞれ違うと言う事があったかもしれない。
95年の事故後一番改良したのは、マンナンでありそれは最初に開発した責任を感じていたかも知れない。
カップの形状、蓋の接着具合(幼児には開けられない)、注意書表記、CMで食べ方の紹介。
ここまでして事故は激減した。しかし、他社の蒟蒻ゼリーで事故。
他社製品を含め統一の注意書「お子さまや高齢者の方は食べないでください」をパッケージに表記。
ここで、他社製品とも統一で「こんにゃく入りゼリー」の表記が出てくるわけで。
蒟蒻畑はあくまで蒟蒻屋のゼリー風蒟蒻。他社のは蒟蒻入りゼリーなんだよね。
スレで「ゼリーって書いてあるじゃねーか」って言ってるヤツはこのへんを理解してくれ。
ちなみに蒟蒻畑の押し出すカップはあえて特許を取っていない。
食品業界は実は特許だらけなんだよね。
カップラーメンの容器にしろ、ポリだったり波形だったり2重だったりするでしょ?
持って熱くない容器ってだけで各社それぞれ特許もってる。
この特許権利まで放棄して事故防止に貢献してるんだが。
マンナンガンガレ
モチの危険度
443 名無し三等兵 :2008/10/10(金) 20:30:21 ID:???
ざっと計算してみた、これであってるかな?
コンニャクゼリー売り上げは100億の2/3がマ社で66億円、
その9割が蒟蒻畑で59億円、1袋の定価250円で割ると23600000袋、
小売価格はもっと安いし、卸値もさらに安いから、
かなり少なく見積もって2千3百万袋の売り上げはある。
日本の世帯数約4千9百万で、2千3百万袋を消費。
=およそ0.47世帯で1袋。
蒟蒻畑は1袋に25グラム×12個入りだから1袋300グラム。
つまり1世帯辺りの消費量は141グラム以上。
もちの消費量は一世帯あたり2.5キロ程度、2.5キロを141グラムで割ると17.7。
蒟蒻畑の事故報告数は95年からの12年間で3件。
12年分のもち死亡者が3の17.7倍の53.1件より少なければ、もちの方が安全。
204ヶ所中75ヶ所から回収できた救命救急センターからの報告では、
91件のもち誤嚥事故が発生、もちを含む全ての誤嚥事故の死亡率は62.7%なので、
もちの91件の中の57件(62.7%)も死亡してる可能性が大きく、
その時点で、その年の分だけでも53.1件をオーバー。
結論:かなり少なく見積もっても「もち」は「蒟蒻畑」の12倍以上危険。