石原都知事、尖閣諸島、最後の1島も購入へ
4月27日に寄附講座を開設して6月8日現在で11億、76154件の寄附金が集まっている尖閣諸島購入資金です。
しかも1件当たりの寄附金額が微妙に上がってるという不可思議現象。
10~15億が相場と言われてましたのでこれで3島は知事決裁で買えそうなのかな。
と言う事で財務省所有の大正島を除く、残り1島も購入に向けて動き出してるそうです。
東京都の尖閣諸島(沖縄県石垣市)購入計画に絡み、石原慎太郎知事は8日の定例記者会見で、これまで取得の方針を表明していた魚釣島、北小島、南小島の3島に加え、所有者の異なる久場島(くばじま)も合わせて一括購入したいとの考えを明らかにした。また知事は、丹羽宇一郎駐中国大使が英紙インタビューで都の購入計画を「日中関係に重大な危機をもたらす」と発言したことについて、「もう少し自分の国のことを勉強して物を言え。じゃないと大使の資格はない」と厳しく批判。丹羽氏が伊藤忠商事の元社長であることに触れ「(中国と)利害関係がある。そんな者を大使で送る方が間違っている」と語った。
尖閣諸島は五つの島と岩礁からなり、魚釣島など3島は、さいたま市の男性(70)が所有、久場島は男性の妹が所有している。久場島を72年から賃借している防衛省によると、島には30年以上使われていない在日米軍の射爆場があるという。残り1島の大正島は国が持ち主になっている。
石原知事は「合わせて取得できると思っている。1島だけ別の人が持っているのはややこしい」と話した。ただ、都の担当部署は「初めて聞いた」と当惑しており、所有者の意向確認などはこれからになる。【佐々木洋】
さて、ここに出てます丹羽大使という人ですが、菅直人首相(当時)に鳴り物入りで大使に任命された民間人です。
伊藤忠商事の社長、会長を歴任して相談役時代に2010年6月より中華人民共和国駐箚特命全権大使。伊藤忠商事と言うと連結で11兆を超える売上を持つ総合商社ですね。丹羽大使は当時のカンチョクト首相に中国へのパイプラインを見込まれたそうです。噂によれば鄧小平へのパイプラインだとか。「日本はいずれ中華の一員となれば良い」と公言した会社ですので鄧小平ファミリーへは十二分の献金をしてきたんでしょうね。
政治より経済重視のこの人事には経団連も批判的だったそうです。
世界第2位の経済規模に成長した中国に対して対中政府開発援助(ODA)を継続すべき、と主張するなど完全中国側の人でしかない丹羽大使の発言は尖閣問題でも止まらんようです。
■ 丹羽宇一郎大使の石原都知事の尖閣諸島購入に関する発言
2012.5.4 横路孝弘衆院議員と共に習近平国家副主席と会談
「日本の国民感情はおかしい」
「日本は変わった国なんですよ」
2012.5.7 フィナンシャル・タイムズ(英新聞)のインタビュー
「実行されれば、日中関係に重大な危機をもたらすことになる」
「過去数十年間の努力が水泡に帰すことを許すわけにはいかない」
玄葉外務大臣曰く
「尖閣諸島は、わが国固有の領土だ。そもそも領有権の問題は存在しておらず、その所有権が国内で変更するかどうかという問題であり、対外的な問題ではない。当然、政府見解とは違う」
と述べたように明らかに大使職権を超えた発言ですね。
商人に政治させたらあかん。