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2012
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海に生きる漢は強靭ですね

漁師さんってのは強いです。



 鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海で23日、鹿児島市の喜入町漁協所属のはえ縄漁船「春日丸」が転覆し、2人が行方不明になった事故で、救助された乗組員4人の話などから、転覆や漂流の状況が判明した。

 真っ暗な海で「絶対に生きるぞ」と必死に励まし合い、襲ってくるサメを撃退しながら救助を待ち続けたという。

 乗組員4人と25日に面会した漁協の山崎力組合長(67)らの話によると、遭難信号が発信された23日午後3時20分の直前、奄美沖を航行中の春日丸を右舷から大きな波が襲った。当時の波高は2~2・5メートル。船は大きく傾き、ほんの数分で横倒しになった。

 操舵(そうだ)室にいた機関長の村田勉さんは遭難信号を発信。急激に海水が入り込み、北川勝人船長は救命胴衣を着る指示を出す余裕もなく、脱出するだけで精いっぱいだったという。

 転覆直後、北川船長ら乗組員6人は救命いかだに乗り移ったが、転覆の衝撃で破損したのか、少しずつ空気が抜けていった。いかだをあきらめ、北川船長と下池力さんは浮輪や木枠をつかんで漂流。村田さんら他の4人は発泡スチロールや漁具などをロープで体に縛り付け、離ればなれにならないように互いにつないだ。荒れた海で4人は漁船からどんどん遠ざかり、そのうちにサメの群れに襲われた。現場海域には、どう猛なイタチザメなどが生息しており、村田さんは両脚をかまれながらも、体長1メートルほどのサメ2匹と格闘し、両腕で締め付けるなどして殺したという。

 村田さんらは「絶対全員で生きるぞ」と声をかけ合って救助を待ち、約7時間後、巡視船「かいもん」のゴムボートにいったん救助された。しかし、ボートを巡視船に引き揚げる際、松山和則さんと佐々木弘さんが転落して行方不明となった。

 一方、北川船長と下池さんは転覆から約15時間後の24日午前6時17分頃、巡視船「くだか」の潜水士に発見、救助された。

最終更新:3月26日(月)9時13分


イタチザメの体長は2mを超えるそうなので別種だったんですかね。

それにしても咬まれながらも腕で絞め殺すとか豪勇すぎる。




この事件を思い出しました。



 鳥取県米子市で2007年、暴力団組員3人を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた元会社員西元正治被告(32)に、広島高裁松江支部は17日、1審鳥取地裁に続き、無期懲役の判決を言い渡した。

 弁護側は「正当防衛で無罪が成立する」と控訴していたが、判決理由で古川行男裁判長は「被告は攻撃を受けることを予想してスナックを訪れており正当防衛は成立しない」と退けた。その上で「3人の命を奪った結果は重大」と指摘した。

 判決によると、西元被告は元同僚(27)=傷害致死罪などで懲役10年の判決確定=ら2人と共謀。07年1月、元同僚が組員に暴行された報復をしようと米子市内のスナックを訪れ、西元被告がマグロ解体包丁で組員3人を刺し、殺害した。

2009/02/17 11:35 【共同通信】


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