「テレビ」単体では売れんだろう
最近テレビみてるー？
我が家ではニュースか子供番組かくらいです。
今も昔も情弱者なので、地デジ導入前に売れ筋だったAQUOSの26インチを5万くらい出して買った記憶が・・・。
それがいまや32インチの薄型テレビが3万以下で買えるそうです。
その昔、高校生の頃はプロジェクターが欲しくてたまんなかったなぁ。
まぁそんだけ薄型テレビが暴落してるので液晶部門が大きい企業は赤字決算です。
黒字なのは円高とエネルギー高騰で儲けた商社だけって話です。
そいや伯父が液晶開発してる会社に居るんだが暴落する前に部門が変わったようなんで良かったなと。
パナソニックは３日、２０１２年３月期連結決算の業績予想を下方修正し、最終損益の赤字額が従来の４２００億円から、７８００億円に拡大すると発表した。歴史的な円高やタイの洪水被害、三洋電機を買収した際の「のれん代」の償却に多額の費用を計上したことが響いた。これまでの同社の最大の赤字額はＩＴバブル崩壊後の０２年３月期の４２７７億円だったが、これを大幅に上回った。製造業としても過去最大規模となり、電機業界の苦境が一段と鮮明になった。
今年度の売上高見込みも８兆円（従来予想８兆３０００億円）に、本業のもうけを示す営業利益も３００億円（同１３００億円）にそれぞれ下方修正した。タイの洪水被害による影響額は、営業利益段階で６００億円のマイナスを見込んでいる。
これに加え、主力のテレビ事業の不振によりプラズマテレビ用パネルを生産する尼崎第１、３工場（兵庫県尼崎市）の停止を決めるなど構造改革費用７６４０億円を計上。三洋電機を買収した際ののれん代（ブランドやノウハウなどを金額で評価した無形固定資産）償却に２５００億円を計上したため赤字が膨らんだ。
今期の薄型テレビの販売台数見通しも、従来の１９００万台から１８００万台に下方修正した。同日、東京都内で会見した大坪文雄社長は「新たな事業モデルを作り、収益構造の変革を進めＶ字回復を実現する」と強調した。
一方、同時に発表した１１年４～１２月期連結決算は、売上高が前年同期比１０．３％減の５兆９６５３億円、営業利益が８５％減の３９５億円だった。テレビ事業を含むデジタルＡＶＣネットワーク事業の売り上げが１６％減の２兆１８２９億円、デジタル家電向けの電子部品が１５％減の６０９６億円と軒並み大きく落ち込み、収益全体を押し下げた。完全子会社化した三洋は、白物家電や薄型テレビの売り上げが減少したほか、半導体事業の譲渡などの影響もあり、売上高は２０％減の９７４１億円、営業損益は４７０億円の赤字（前年同期は４億円の黒字）となった。
電機大手八社の二〇一一年四～十二月期連結決算が三日、出そろった。長引く歴史的な円高やタイの洪水が業績を直撃し、テレビ事業の不振も大きく、パナソニックやソニーなど四社が巨額赤字を計上。日立製作所を除く七社が一二年三月期の通期業績予想を下方修正した。
三日発表のパナソニックは、一二年三月期に七千八百億円の純損失を計上する。国内製造業としては、日立製作所が〇九年三月期に出した七千八百七十三億円と並ぶ過去最悪水準の巨額赤字となる。
テレビなど本業の不振や、三洋電機の買収に伴う損失が原因で、通期赤字は二年ぶり。パナソニックの大坪文雄社長は三日、東京都内で記者会見し、「責任を痛感している」と述べた。
ソニーとシャープもテレビ事業の不振などで一二年三月期に二千億円超の赤字となる見通し。ＮＥＣは一千億円の赤字を見込み、国内外で一万人の人員削減に踏み切る。シャープは過去最悪の赤字となる。
一方、日立と東芝、三菱電機の重電三社と富士通は減益となるものの、黒字を確保できる見通し。日立は新興国での建設機械需要などが業績を下支えし、三菱電機も通信インフラ機器が好調に推移している。
大手各社は「ソニーにも間違いはあったが、日本の電機産業が問題を抱えている」（ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長）、「テレビ市場は壊滅した」（シャープの片山幹雄社長）などと苦境を訴えている。
日立、東芝、三菱電機、富士通あたりはテレビ事業の赤字を補填する黒字の事業部門のお陰で黒字だそうで。
テレビ市場は地デジ、エコポイントで持ち直したものの、市場ニーズに合うような商品開発が出来ず、オープン価格は落ちるばかりで売れば売るほど赤字になると言う悪循環。
シャープの片山社長の言う通りテレビ市場は壊滅です。
今年はロンドンオリンピックなんで若干持ち直すのかね。
「テレビ」という機能が携帯にもパソコンにも移植されてる世の中でテレビ単体で売れると思う方がオカシイ訳です。
テレビ業界も韓国ブームに乗っ取られつつあるんで、ついでにテレビ事業も売り飛ばす方がいいのかもね。
