大河ドラマ「江」
以前の記事「テレビと新聞」にあるようにNHK大河ドラマってのは1話で6000万というNHKでも看板番組ですね。
大河ドラマと言えば第21作「徳川家康」(S58)で織田信長を演じた役所広司が強烈に嵌ってたのと夏目雅子の茶々が綺麗だったなー。
まぁその頃の大河ドラマって主役級が育つまではずーっと子役な訳で最初の数話は子役ばっかりだったりってのがデフォでしたね。
◆ 1話6000万円をかける“お笑い”大河「江」は悪評しきり (ゲンダイネット)
大方の予想通りの展開になってきた。上野樹里主演のNHK大河ドラマ「江」の視聴率がジリジリとダウンしている。初回21.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)でスタートして3回目には22.6%を記録したが、今月13日の6回目に初めて20%割れの19.6%になり、20日の7回目はさらにダウンして18.5%。このままどこまで下がるかという状況になっている。
理由ははっきりしている。マンガチック過ぎて視聴者がついていけないのだ。現在の江は実際は6~7歳だが、24歳の上野が演じていて赤い髪どめも変だ。年齢のチグハグさは江に限らず出演者のほとんどにいえなくもなく、どうなってるの?というキャスティングだ。
描き方も極端。放送評論家の松尾羊一氏がこう言う。
「江の上野はコメディーチックに描き過ぎだし、岸谷五朗の秀吉はピエロみたいですよ。虚構が入っていてもいいけど、江が明智光秀に会ったり、清洲城まで家康に誘導してもらうのもおかしい。信長、秀吉、家康という3人の戦国武将に詳しい世代、視聴者には飛躍し過ぎだと思います。前回の『龍馬伝』はリアリティーを追及していたから、今回の『江』のテイストが余計に鼻につくともいえますが……。視聴率ダウンも、途中までは付き合うけど、ひど過ぎるというのが理由ではないか」
この“お笑い”大河1話につき6000万円くらいの受信料が使われている。これにも我慢できない人がいるだろう。NHKはこのままでは好評だったドラマでもミソをつけることになる。
(日刊ゲンダイ2011年2月22日掲載)
実は「江」はキャスティングもそうなんですが物語的に面白く無さそうなんで見て無かったんですが、コメディードラマと聞いて見たくなってきたような来ないような。
で、24歳のオナゴが6~7歳の幼女を演じてるというらしいんですが、時代考証とか背景ってのは重要じゃないかと思ったり。
第2回「父の仇」主要登場人物の年齢と配役年齢ギャップ
●江 6歳 → 上野樹里 24歳
●初 9歳 → 水川あさみ 27歳
●茶々10歳 → 宮沢りえ 37歳
●お市 32歳 → 鈴木保奈美 44歳●織田信長 45歳 → 豊川悦司 48歳
●羽柴秀吉 42歳 → 岸谷五朗 46歳
●徳川家康 36歳 → 北大路欣也 67歳
うむ。
こりゃちょっと無いぞw
大河ドラマ「江」を見てない人へ
・家康と酒を酌み交わしてた秀吉に突如、暴言を吐き暴行三昧をする江(推定5歳)
・天下人の証であるランジャタイを江(7歳)にプレゼントする信長
・本能寺で死ぬ直前、信長が江(9歳)の幻を見る「ワシは思うままに生きたぞ江!」
・家康と共に伊賀越えに挑む江、1日40kmを徒歩で強行軍(9歳)
・野武士に囲まれ大ピンチ!その瞬間信長の幻を見る江。謎パワーを発揮してピンチを切り抜ける
・その後何やかんやあって野武士に囚われる江。護衛の戦国最強三河武士団、野武士にびびって手も足も出ず
・囚われた江(9歳)、京都に護送されそこで光秀(56歳)と面会。
・光秀に説教する江。「何故叔父上(信長)を殺したのですか!」
・光秀、江に謀反に至った心境を吐露。「分かりました・・・では平和な世にしてください!」
・大山崎で大敗し土民に討たれる光秀。その瞬間、江の幻を見る
・清洲会議を隣の部屋で盗み聞き。ふすまを開けた秀吉に見つかり、三法師擁立の現場に立ち会う。
・野武士に囲まれ大ピンチ!その瞬間信長の幻を見る江。謎パワーを発揮してピンチを切り抜ける
この部分がわかりにくいので図解。
江と言えば「Y十M ~柳生忍法帖~」に出てくる天樹院(千姫)を母親ですね。