広島駅南口Aブロック第一種市街地再開発事業
さて、広島駅に降り立つと駅再開発の真っ只中です。
このうち、Aブロックはエールエールという商業施設、地下には広島駅南口広場が既に平成11年に完成しています。
平成6年に事業認可され、512億円を投じて開発されました。
広場のほうは店舗がなく、CMを流す大型スクリーンが設置されて歩行用広場ですな。行きかう人はそれなりですが、足を止める店がないのでまったく活気がありませぬ。週末になるとイベントをしているようなので、そのときは活気があるのかなぁ。
エールエールという商業施設は地下2F、地上12Fの建物で延床面積76,000㎡は広島ではかなり大型の施設に入ります。テナントとしてB2Fは専門店街、B1F~12F屋上までFUKUYAが入ってます。FUKUYAとは中国地方基盤の老舗百貨店だそうで、本店の八丁堀店は今となっては数少ない被爆建造物だそうです。
広島での認知度は高く、グレードも三越に並ぶグレードとして位置づけているとか聞きます。
昭和4年創業で百貨店冷遇時代を経て、今なお現存する百貨店としては稀有な存在かもしれませんね。売上高も620億だそうで、ベスト20には入ってそうですね。
広場から直結するB2Fに専門店街ってのは地権者の匂いがしますね。
で、この商業施設を管理運営するのが第三セクターの広島駅南口開発(株)。主な株主は広島市(68.29%)、日本政策投資銀行(10.79%)、残り地元企業金融機関で構成されてます。
平成23年度売上が23億6000万で経常利益3100万(1.31%)なのでまずまずです。
社長の守田貞夫さんは広島市社会福祉協議会常務理事だった人かな。
■ 広島駅南口Aブロック第一種市街地再開発事業(H5~H11)
区域面積 1.23ha
敷地面積 7,086㎡
総事業費 512億円
施工業者 大林・竹中・広成建設工事共同企業体