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2011
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いちるーきぎょう

下請法ってのがあって結構会社でも下請けには気を付けてるんですね。

九州経産局から招致文書や改善指導が来たりしてそりゃ大変な訳ですが、さすがいちるー企業ともなればそういった事とは無縁って訳ですか、そうですか。


■ 原発事故処理「初の死者」

 5月14日。福島第一原発の事故から約2ヵ月が過ぎたその日、現場で復旧作業に当たる一人の作業員が死亡した。東芝の4次下請けに当たる協力会社から派遣されていた大角信勝さん(享年60)。原発事故に関連して死者が出たのは、これが初めてのことだった。

 日本中を被曝させ、世界を震撼させた福島原発事故処理の犠牲者第一号となった信勝さんの遺族は、その後、どのような補償を得たのか。調べてみると、驚くべきことがわかった。なんと、協力会社は、労災申請を検討していたタイ人の未亡人に、わずか50万円の見舞金を渡し、「これで国に帰れ」と突き放したという。

「私の夫の命は、50万円なのか」---信勝さんの妻である大角カニカさん(53歳)は、怒りと悲しみを滲ませている。


(中略)


■ 「お前! 裏切ったな!」

「『本人かどうかの確認をしてください』と言われて、顔を見ても(死んだということが)まだ信じられなかった。顎の傷は、マスクが息苦しくて外したような痕だった」

 信勝さんはその後、福島の火葬場で荼毘に付された。カニカさんは、残った信勝さんの喉仏の骨を大事に包み、御前崎市の自宅に連れて帰った。

 それから2ヵ月も経たない7月初めのことである。

「(協力会社の)社長さんに誘われて、食事へ行ったとき、『50万円やるからタイに帰れ!』と言われたんです。『明日の夜、50万円持って家に行くから、印鑑探しておいて』と」

 はじめは、タイにいる自分の家族に会いに行けるし、いい話だと思って聞いていた。だが、「印鑑をちょうだい」と言われたことがひっかかり、労災申請の手続きで相談していた鷹匠法律事務所の大橋昭夫弁護士に電話をかけ、「印鑑は押さないほうがいい」とアドバイスを受けた。

「50万円は欲しかった。でも、先生に相談しておカネを受け取るのはやめたんです」

 翌日の夜、協力会社の社長が自宅を訪れた。そこで、労災申請について弁護士に相談していることを知った社長は激高し、カニカさんを指差しながら「お前! 裏切ったな!」と叫んだという。

「『違うよ、社長。私裏切りじゃない』と言ったけど、社長は怒って『もうお前のことは切る(関係を絶つ)!』と言って、帰りました」

 この一件から10日ほど経ったとき、協力会社の事務員が、信勝さんが福島原発で働いた際の給与を渡しに自宅へやってきた。5月11日から亡くなった14日までの4日間で8万円。1日2万円の日給だった。これ以降、協力会社の社長からは一切連絡はない。


(中略)


■ 「100万円の予定だった」

 つまり、こういうことだという。50万円の見舞金は、東芝の4次下請けであるこの会社の社長が3次下請けの会社に掛け合って渡すことが決まったもの。金額は当初100万円程度の予定だった。50万円を提示して反応を見てから決めようと思っていたが、カニカさんが弁護士に相談して労災申請をすることを知ったため、すべて白紙に戻した---。



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