10.16たかじんのそこまで言って委員会
こないだの「たかじんのそこまで言って委員会」は酷かったね。
与野党8党が集まっての「政-1グランプリ2011」。
このゲスト。
原口一博 | 民主党 | 元総務大臣 |
塩崎恭久 | 自民党 | 元官房長官 |
斉藤鉄夫 | 公明党 | 幹事長代行 |
穀田恵二 | 日本共産党 | 国対委員長 |
江田憲司 | みんなの党 | 幹事長 |
亀井亜紀子 | 国民新党 | 政調会長 |
片山虎之助 | たちあがれ日本 | 参議院幹事長 |
舛添要一 | 新党改革 | 代表 |
「党の考え方」を質問し応える、という形式。
1 「増税に反対?賛成?」
民主党 | 賛否あり | 慎重な意見が大半を占めている |
自民党 | 反対 | 円高で企業が非常に苦しんでいる |
公明党 | 賛成 | ・復興財源 ・社会保障 |
日本共産党 | 反対 | ・サラリーマンには増税 ・大企業には減税 |
みんなの党 | 反対 | 「増税なき復興」で80兆円は出せる |
国民新党 | 反対 | 円高・デフレ不況の真っ最中 |
たちあがれ日本 | 反対 | 時間をかけても税外収入増や歳出削減等で |
新党改革 | 反対 | デフレの克服が先 |
これだけ反増税が多い中で増税ありきの現行はなぜに進むの?
相変わらずの原口氏。玉虫色な発言は党内調和がなされていない証拠すかね。
2 「電力自由化に賛成?反対?」
民主党 | 賛成 | 原発に依存しない社会を目指す |
自民党 | 賛成 | 可能性がある |
公明党 | 賛成 | ・再生可能エネルギーの拡大 ・コストを下げる |
日本共産党 | 反対 | ”原発ゼロ"の決断 |
みんなの党 | 賛成 | 「分散型」「地産地消」を実現 |
国民新党 | 反対 | 国のインフラとして不安が残る |
たちあがれ日本 | 賛成 | 時間をかけても進めて行くべき |
新党改革 | 賛成 | 万能薬ではないが |
原発推進派はゼロでしたね。
自民のあからさまに消極的な態度が失笑いたしました。
3 「憲法改正に賛成?反対?」
民主党 | 賛成 | 「創憲」 |
自民党 | 賛成 | 国民投票法は安部内閣の功績 |
公明党 | 賛成 | 時代の変化に伴って見直すのは当然 |
日本共産党 | 反対 | 平和主義 国民主義 基本的人権 |
みんなの党 | 賛成 | 首相公選制、一院制、新しい権利、自衛隊の位置づけ |
国民新党 | 賛成 | 二院制と自衛隊の位置づけ |
たちあがれ日本 | 賛成 | 自主憲法制定 |
新党改革 | 賛成 | 9条、統治機構、地方自治を抜本的に改正 |
粛々と日本共産党は既定路線でした。
4 「尖閣諸島自衛隊配備に賛成?反対?」
民主党 | 賛成 | 国家主権議連で主権3法案を作成 |
自民党 | 賛成 | 尖閣諸島は国有化すべき |
公明党 | 反対 | 安全保障環境等を十分に踏まえ検討すべき |
日本共産党 | 反対 | 軍事的緊張ではなく平和外交で堂々と主張を!! |
みんなの党 | 賛成 | 国土防衛的見地からやむを得ない |
国民新党 | 賛成 | 竹島のようになってしまう |
たちあがれ日本 | 賛成 | 実効支配強化のため |
新党改革 | 反対 | コストがかかりすぎる |
国防に関しては軍事的実効支配派と外交派と分かれましたが、日本の外交力じゃ無理でしょうに。
5 「人権侵害救済法案に賛成?反対?」
民主党 | 賛否あり | 新たな人権救済機関の設置についても論点整理している |
自民党 | 反対 | 人権問題は崇高な理念に基づく議論を |
公明党 | 賛成 | ・人権侵害救済機関の設置 ・人権啓発の推進 |
日本共産党 | 反対 | 権力・大企業の人権侵害からの救済 |
みんなの党 | 反対 | 人権侵害の定義があいまい |
国民新党 | 反対 | 曖昧なまま新組織が出来るのは恐ろしい |
たちあがれ日本 | 反対 | 却ってトラブルが起きる |
新党改革 | 反対 | 既存の法体系で十分 |
こんでこの法案が通ったら笑うな。
各論はおいといても総論で概ね一致している、のにも関わらず政治が全く動かんのは何ででしょうね。
きっと国会で膝を詰めて話し合うような場がないんだろうなー。
本来ならもっと喧々諤々と討議されてるような内容もあったんだがっ。
問題に対する論点について国会に煮詰めている印象は全くなく、初めて討議するような雰囲気が違和感たっぷりでしたね。
民主党の国会運営の下手さが浮き彫りになった気がします。